
以前、私が量販店の販売員として勤めていた頃のことです。初めて耳の聞こえない方を接客した際、筆談で商品説明したのですがとても面倒で、しかもほとんど伝わっていない事を後日に知りました。
聞こえない方を初めて接客し筆談ではほとんど理解してもらえない事を知ってから、きちんと商品説明をしたいと思い、来店された聞こえない方に 直接商品説明の手話表現(手話単語)を教わりながら習得しました。
その後、聞こえない方々の口コミで、某店に頭のハゲた手話の出来る店員がいる。と広まり、毎日のように 聞こえない方が来店するようになりました。又、閉店直前に来店したろう者に「仕事が終わった後近くの喫茶店で待ってるからね!」と誘われる事も度々あり、ろう者に誘われるままコミュニケーションしたおかげで手話は急速に 上達していました。(ほとんど愚痴を言われる事が多く、初めはまったくわかりませんでした。トホホ)
(始めてから1年程で、商品説明、会話はスムーズにできてました。)
しかしある時、それまでは、私と同年代か年上の方がほとんどでしたが、若く綺麗な聞こえない女性3人を発見し勇んで接客した際、その中の1人の当時19歳の先天性の聞こえない女性には私の手話表現が通じず、一番年上(当時21歳)の方が通訳していました。
なぜかと尋ねると、「この子は、中学校までは普通校に通い口話でコミュニケーションしていた為、手話を覚えたのが高校入学してからなので言葉通りの表現なの、だからあなたのような、ろう者的手話表現 では理解できない」と言われ、聞こえない方といっても1人1人の手話表現が違う事を知り、 ショックをうけました。
そのような事を何度か経験しましたので、1人1人に合わせたコミュニケーションの必要性を強く感じ、 「日本語対応手話(言葉通りの表現)」と「日本手話(ろう者の使用する言葉通りとは異なる表現)、その中間手話表現」を並行して学べる手話教室を作りたいと思い「手話教室 華乃樹」を立ち上げました。
1人でも多くの方に、聞こえない方達の表現に合わせてコミュニケーションできる。手話で通じる楽しさを知って頂けたら嬉しいです。
【手話指導養成責任者】 華乃樹代表 鈴木道雄